雨の日カレシ




「・・・両思い?」


「え?」



岡田くんの呟きに、思わず再び顔を上げた。



「俺たち、両思い?」


「・・・うん、そうみたい!」



私が答えると、岡田くんは今までにないくらい満面の笑みを見せてくれた。


それは私の胸を高鳴らせるには十分すぎる。



「じゃあ、さ・・・付き合って・・・ください」



岡田くんが赤面しているところ、初めて見た。


何だか可愛いかも・・・じゃなくて!



「・・・はい!私で良ければ」


「優衣じゃなきゃ嫌・・・って恥ずかし!」



自分で言って自分で照れてる。


だけど、今日から私と岡田くんはカップル、なんだよね。


実感はわかないけど。



「それでさ・・・お願いがあるんだ」


「お願い?」



一体なんだろう。



「晴れの日は家で勉強するんだけど、雨の日は学校の図書館で勉強するんだ。

雨の日だけ、一緒に勉強してくれないかな?」


「雨の日だけ・・・?」