雨の日カレシ




「俺、中学に入って優衣に再会して思ったよ。

いつか同じクラスになって仲良くなったら告白しよう。

優衣に全てを話そうって思った」


「岡田くん」



同じクラスになれたのは高1の時なのに、仲良くなるのに時間がかかっちゃったんだね。



「俺、優衣が好きだよ」



真剣な顔で真っ直ぐ目を見て言った岡田くん。


岡田くんの気持ちが心に流れ込んできて、気づけば涙が溢れていた。



「え・・・優衣?ごめん・・・嫌だった、かな」



『違うよ』って否定したいのに、首を横に振るだけで精一杯。


涙が止まることを願うのに、逆に多くなっている気がする。



「びっくりさせちゃったかな。ごめんね」



岡田くんは私が落ち着くまで、ただ優しく背中をさすってくれていた。



「はぁ・・・もう大丈夫。ありがとう」


「ううん。ごめんね」


「謝らないでよ。えっと、岡田くん」



私も伝えなくちゃ。


正直な気持ち。



「私ね、岡田くんって勉強以外興味がない人だって思ってたの。

笑っているところを見たことないし、声も聞いたことがなかったから」



岡田くんは優しく頷きながら聞いてくれている。