雨の日カレシ




「後日受験はどうでしたか?」


「え、それ聞く?」



実を言うと、なかなかのできだった。


体調を崩したにもかかわらず、今までにない最高点ばっかりだった。


だけど、良すぎて自分でも信じられないでいる。



「聞く。興味大アリだもん」


「あー・・・結果が出てから言う!」



これが夢でなければ良いけど。



「何だよー」


「だって・・・」


「はいはい。大丈夫。あ、優衣は明日から休みだっけ」



やっぱり『優衣』なんだ。


前に会った時は『正岡』だったのに。



「うん、そうだよ」


「そっか・・・なぁ、メルアド教えてよ」



岡田くんはシャーペン片手に言った。


この学校に入ってから誰かにアドレスを聞かれたのって初めて。


だけど、残念。



「岡田くん、私・・・ケータイ持ってないの」



今時珍しいけど、本当に持ってない。



「そっか・・・じゃあ、家電は?駄目?」


「家のなら大丈夫だよ。書くから貸してくれる?」