雨の日カレシ




「優衣ちゃんって優しいから岡田くんの勉強のこと気にしてるの。

だから岡田くんは自転車に乗って、早く家に帰った方が良いよ」



柴田さん、すごい。


私が伝えたかったことをスラスラと。


あ、でも私が優しいっていうのは間違っていると思うけど。



「んー・・・まぁ。柴田がいれば安心だよね。

じゃあ、俺は帰るよ。正岡、明日はちゃんと休めよ」



そう言って歩き出した岡田くんは、通り過ぎる時に私の頭をポンっと撫でた。


そんなことをされるのは初めてで、何だか不思議な気持ちになった。