「授業っていっても自習だし、あんなこと言う奴らと同じ教室にいるのも嫌でしょ?
1日ゆっくりして治すのが1番だよ」
柴田さんって本当に優しいんだ。
見習いたいな。
「あ、岡田くんだ。送ってくれるの?」
「うん、そうみたい。倒れないように見張るんだと思う」
だけど、本当に体調崩しちゃったらどうしよう。
謝って許されることじゃないし。
「岡田くん、優衣ちゃん連れて来たよ。あのね、私が送ったら駄目かな?」
「え?」
今のは岡田くんだけど、私もびっくりした。
だって、今までそんな話全然・・・。
「急で悪いんだけどね、優衣ちゃん体調悪いし、こんな時は女同士の方が良いかなって。
それに、今帰るってことは優衣ちゃんのお父さん忙しいんでしょ?」
「うん、そうだけど?」
今日は夜も帰るの遅いって言ってたかな。
「だったら、おかゆくらい作ってあげたいの」
「え・・・そんなの悪いよ!それに柴田さんまで体調崩したら・・・」
私の罪がどんどん大きくなっちゃう。
それに2人の受験も・・・。
「優衣ちゃん、私ならもう第1志望に受かってるから大丈夫だよ」
柴田さんは私に耳打ちしてそう言った。


