「な、何だよー! 驚かせんなー!!」 留衣は俺の頭をぽかぽかと叩いてくる。 いつ、俺の気持ちに素直になれるかは分からない。 いつ、勇気を持てるかは分からない。 だけど、今はこのままでも悪くないかな。 いつか、勇気が持てるその日まで。 ゆっくり、変わっていけばいいんだ。 ―end―