「好きだよ」 「えっ!?」 留衣は驚いた顔で見つめていた。 ――――そして、困った顔をした。 「嘘だよ」 俺はいつまでも素直になれない。 それは今日も同じ。 だって、あんな困った顔をされたら 誰だってそう言うだろ? そんなんで告白をしたって、きっと 答えは決まってる。 ――――――――いや。