カツン…
カツン…
カツン…
と階段を登る自分の足音がいやとゆうほど聞こえてくる。

昔から誰もいない学校は好まない

独特の雰囲気のなか階段を登る。

「なんなんだよほんと。みんなして僕を怖がらして。ドッキリならもぉ二度と学校なんかいかないからなぁ一成」と悠哉は涙目で願望混じりの言葉を一人で発しながら階段を登り教室の前に立った。


教室のドアをあけ今まで出したことのない声で「みんな、おはよう」と叫ぶように言った。


同然こんな時間に学校には誰もいるはずもなく無情に声は教室に響いただけだった…





「畜生、もぉ誰も信じねぇし外にも絶対でるかよ。」

「瑠璃も一成も掃除ぐらい手伝ってくれればいいじゃねぇか」と静かな教室で涙混じりにぶつぶつと独り言を言ってこの教室のなんともいえない雰囲気と静かなときに聞こえる換気扇の音を紛らわしていた!