栞も僕に甘えてくれる。


その姿を見て僕は全てを忘れれるぐらいなぜか癒された。



「ねぇ、悠哉。


あっちみて?」




「えっ…。あっち…?」と言い指のさされる方向をむいた。




でもその方向にはなにもなかった。



「ねぇ…なにもないっ」そう言って振り返ってみると唇に何かがあたった。



今まで感じたことない感触だった。



とても暖かくて体の力が抜けていった。



「悠哉。大好きだよ」と僕にキスしながら言った。



「僕もだよ栞。ずっと信じてくれてありがとう」