ゲームは後半に入って静かになりはじめた。


銃声はあまりならず静かななか息を殺す。



このままゲームが終わるのかと思ったが予想しなかった事が起こった。



ドンッ。



足が急に熱くなってきた。



なにがおこったのかはわからなかったがとにかく誰かに撃たれたのはわかる。



足をおさえ周りを探すと、僕の嫌な予感が的中していた。



撃ってきたのは永沼正也だった。



「お前らほんとに俺のこと信じてたのかよ。



あのくそうるせぇ隆を殺したのも俺だしパソコンばっかりいじってたキモいやつもさっきころしてやったよ。



次はお前ら四人だ。俺は一人で生き残るんだよ。」とさっきまでのおどおどした感じとはかわりいかれた表情で叫んでいる。



「ゆっ、ゆうや!」と僕が撃たれたのに気づき栞がこちらに近づこうとしてくる。


「おっと動くなよ。お前が動けば愛しのあいつには今すぐ死んでもらうからな。


あとお前ら全員武器を捨てな。



特に一成とか言ったな。お前は後ろを向いて目をつぶってな。」




「おい、お前こんなことしてただですむと思うなよ。


栞さんや七海に指一本でも触れたら俺は死んでもお前のことを殺しにいく。」と一成が言った。



僕がもっとしっかりして油断してなかったらこうならなかったかもしれなかったな…。


昔ならこんなことにはならなかったのに。



「じゃあまず誰から死んでもらおうかな。



うーん…。その憎たらしい一成君にまず死んでもらおうかな。
お前隆に似てて腹立つし決まりだな。」といい銃を向けた。



「お願いやめて。」と泣きながら七海が言う。


「たまんねぇな。その叫び声がたまんねぇよ」とイカれきった顔で言った。



「私から殺して。一成に先にいかれたらもぉ私生きてる意味がなくなるの。


だからおねが…い」と叫ぶものの正也は聞く耳をもたない。



「じゃああと三秒で撃ちます。


3




2




1」