今日の戦う場所は前のジャングルとはかわって薄暗い洞窟のような場所だ。


僕は栞を後に、一成は七海を後にいかせて僕らは薄暗い中でも特に暗い場所を選び前に落とし穴を仕掛けた。



これが古典的で一番しっくりくる。



一昨日までの楽しい雰囲気はまるでない。



あるのはどう生き抜くかってことしか頭がなかった。




「一成言っとくけど僕は栞しか守らないからね。」



「それはお互い様だ。


お前なんか敵に差し出してやるよ」と相変わらずの笑って返事をした返してくれた。



僕はここにいるみんなを守ってみせる。


僕のせいで巻きぞいになった一成を死なせてたまるか。



体をはってでも守ると心では思いつつ口ではあんなことしか言えない僕のことを一成はたぶんわかっていたんだろう。



「七海。その銃悠哉に渡しといてくれないか?」



「うっ、うん!わかった。」



「安心しろ武器がなくても俺が守ってやるよ」



「じゃあ信じるね!」といい僕に銃を渡してきた。



「ありがとう一成。」



「なぁに。戦力外がよけい戦力外にならないためだよ」と笑顔で一成はいった。




そしてそうこう準備をしてるうちにあの声が聞こえた。



「それでは陣取りゲーム二回戦かいしーーーーーっ」とゼツボウの声が鳴り響いた。