「あの…ほんとにいってるの?さっき言ったこと叶えてくれただけだよね」と顔を赤めて必死に笑顔をつくっていってきた。



「ほんとだよ!初めて会った日からずっと気になってたんだ」



「えっ!わ、わ、私なんかでいいの…?」



「うん!栞さんじゃないとダメなんだ。


二人で一緒に生き残って僕と付き合ってください。」




「よ…よ…ょろしくおねがいします」と今まで表情で一番可愛い顔で返事をくれた。



「夢じゃないよね!?俺なんかでほんとにいいの?」



「私も会った時からずっと気になっていたの…。


この遊園地も七海の為だけじゃなくて実は自分の為でもあったんだ。」



「そうだったんだ!


じゃあ絶対二人で生き残ってまた外のちゃんとした遊園地で遊ぼうね!」



「うん約束だよ。絶対死なないでね! 」



「栞さんこそしないでね!栞さんが死んだら僕生きてる意味ないよ」



「ありがとう悠哉君。大好きだよ。」


可愛すぎる。この可愛さは犯罪だよ。


絶対生き残って見せると僕は心に誓ったのだった。



「じゃあ悠哉君。パレード見に行こ!」そういった栞は僕の腕に引っ付いてきた。



もぉ最高としかいいようがない。



リア充万歳!!



ついに僕がリア充になれる日も近いな!



「ねぇ悠哉君。1つ聞いていい?」




「なに?」



「悠哉君はなんで部屋に引きこもってたの?」




「あっいたいた!やっと見つけたよ。」と一成の声が聞こえてきた。



「かっ、一成。」


一成は七海と手を繋いで歩いてきていた。



どうやら七海とうまくいったようだ。



「ねぇ一成。僕が引きこもってた理由話してもいいかな?」



「お前がほんとに信じれると思ったなら話せばいいぜ。」といつも通り笑顔答えてくれた。



「栞さん、僕昔ね………………………………………んだ。


正直軽蔑するよね。今まで嫌われるのが怖いから一成と幼馴染みにしか話せなかったんだ。」



「そうだったの…!だけど私はそんなことで悠哉君のこと嫌いになったりしないよ。


ほんとのこと話してくれてありがとう」やっぱりこの子を信じてよかったと僕は思った。



「ってかなんか二人の雰囲気違うくない?


栞さんはなんで悠哉の腕に引っ付いてるの?」ととぼけた顔をして聞いてきた。



「僕らここを無事に出られたら付き合うことになったんだ!」



「ふーん、そうなんだ。頑張ったな悠哉」と笑いながら返事をしてきた。



「そうゆうそっちはどうだったの?」



「あー、俺?付き合ったよ」と軽く返事をしてきた。



「ちょっとは動揺しろよおもしろくないな。」



「別に恥ずかしいことでもないだろ!」



「まぁ確かにな。でもまぁおめでとう!


ちゃんと守ってやれよ一成。」



「わかってるよ!」



そして僕らはパレードと終わりの花火をみて遊園地を後にした。



今日ほど嬉しかった日はないだろう。



これからさき死と直面する機会があるかもしれないけど絶対に生き残ろうと僕と一成は誓った。