「ではみなさんあちらの扉の先に進んでください。」とゼツボウが用意を済まして帰ってきて言った。


扉の先にはまるでジャングルのように草木が茂っていて敵を見つけるのも大変そうな場所だった。


ここで陣取りゲームなど出来るのだろうか…



「あなたがたのエリアはこちら半分になっております。

この線の向こう側には敵がトラップなどを仕掛けているかもしれないんで注意してくださいね」とゼツボウが教えてくれた。


「ふっ、楽勝ね」と眼鏡の女が笑っている。


では開始は３０分後。


それまでトラップなどを仕掛けておいてください。


「2時間の間思う存分殺しあってください。」とゼツボウが言った。


３０分後か…

このまま始まらなかったらいいのにと僕は思ったりもした。


「心配すんな悠哉。
俺がついてるから安心しろ。」と一成が声をかけてくれた。


「ありがとう一成。一緒に生き残ろうな」

一成はいつも僕を守ってくれる。
！だから一成と二人で絶対生き残って見せると心に誓った。


そして僕らのチームは様々なトラップを３０分の間にしかけ試合に望んだ。



「それでは…陣取りゲームかいしーーー！」
ゼツボウのアナウンスとともにゲームは始まってしまった。