「おい、起きろ悠哉」という声とともに僕は激しく揺すられ目が覚めた。



「あっ、おっはぁよぉーうぅ」と僕はあくび混じりに返事をした。


「ほんと無神経だな。もぉ8時半だぞ!
まずそのボサボサの寝癖直してからこい。
」と少し怒りぎみに一成は言ってきた。


「うん。
ってか一成昨日はちゃんと寝たの?」と用意しながら聞いてみた。



「寝れるわけねぇだろ。
正直もぉ俺は帰りたいよ。あんなの見せられたらもぉ眠気どころか食欲もないよ…。」と少ししんどそうに言った。



「ごめん。
僕のせいでこんなことになって…
でも僕らはこんなとこで死ねないよ。
帰っていてもぉ一度三人で学校いこうよ!」と悠哉は言った。


「そうだな!
二人で協力してなにがあっても生き残ろう。」と少し元気がでてきた一成



このままゲームに挑んでたら正直あぶなかっただろう。


一成の気持ちは痛いほどわかる…


でもここで二人で争っていてもなんの意味もなく僕らの死が早まるだけになっていただろう。


全く関係がないのに僕を心配してついてきてくれるなんてもはやお節介を通りすぎている。


でも一成みたいな友達をもってよかったと心から悠哉は思ったのだった。