一匹狼な彼氏と能天気な彼女




ぐぅぅぅ…


…あは(笑)



さすがにそろそろお腹が空きすぎてヤバイぞ。


そう思ったあたしは、寝転がってる人の隣に座り、金髪以上にキラキラ輝いて見える大好きなお弁当を広げた。


「いっただきまぁーす♪」



卵焼きをパクリ。


あーヤバイ幸せー。



ぐぅぅぅ…


おーそうかー、お腹さんも幸せかー…て。



まてまて、今のはあたしじゃないぞ。


もしやと思い、チラッと隣を見る。



そこには、視線をはずして少し恥ずかしそうに、頬をほんのり赤くしている陸斗がいた。