でもそれを聞いた親友が止めに入る。
「ちょっと香瑠っ!止めときなよっ!」
「えー、だってあのワガママがグチグチうるさいから親切なあたしが替わってあげようと思ってさー。」
「えっ、ワガママって俺のこと…?」
「ったりめーだろ。」
「すんません……。」
梨紗の鋭い一言に縮こまる男子。
「香瑠、アイツのことはほっといていいから。」
「えっ、いいよ別に。」
「でもそしたら香瑠が…」
優しい親友を持ってよかったよ。
でも…
「あたしは平気だから。心配すんなっ。」
グッと親指を立てる。
「…分かったよ、無理しないでね。オラそこのヘタレ!さっさと移動しろやボケ!!」
「ハ、ハイッ!!!!」
梨紗ちゃん、怖ーい(笑)
