「……センセー。」
島崎の隣にいる男子が手を挙げた。
「んー?なんだ?」
「あのー…もうそろ席替えしてもよくねっスか…?」
席替え…?そういや全然してないなー。
すると、何やら男子たちが言い合いを始めた。
「はっ?別によくね?席替えなんて。」
「うっせぇな、いいじゃんかよしたって。」
「めんどいじゃん。」
「お前、俺のこの気持ち察しろよ…」
「えっ...?……あっ…悪ぃ…。」
?……どゆこと?
よく分からないので、隣の席の梨紗に聞くことにした。
「ボソッ 俺のこの気持ちってどーゆーこと?」
一応、まぁ小声で。
「ボソッ えっ、分かんないの?アイツ島崎の隣じゃん。それが嫌なんだよ。」
ふーん…