【香瑠side】


翌日。



挨拶が飛び交う廊下を眠気でフラフラしながら進む。



「香瑠ちゃー...ん...お、はよ?大丈夫...?」


「んー...」


「桜木ぃー......大丈夫か...?」


「んー...」


「ちょっ、香瑠っ!あんた大丈夫っ!?」



ん...?この声は...梨紗......



「…………………………………ぐぅ。」


「「「寝とるんかいっ!!」」」



はっ!!



「………おはよ。」



突っ込み(大声)のおかげで眠気が一気に吹き飛んだ。