一匹狼な彼氏と能天気な彼女




「なに笑ってんだよ。」

「別にー?」


ストローをプスッとさしてちゅーっと飲む。

いちごミルクの甘さが口いっぱいに広がった。



「ぷはぁ!美味しい!」

「……甘そ。」

「甘いよ!飲む?」



ちょっとからかったつもりだった。


でも陸斗は、


目を逸らして


頬を少し赤くして



「………いらねぇよ。」


なんて言うもんだから、



あたしだってそんなだとは思ってなくて、


こっちまで意識したら顔が熱くなってきた。



___………『関節キス』だって。




ドクン……ドクン………


鼓動が体で感じられて、



「じょ、冗談だっつーの!」


あははは、と無理矢理笑った。



「………借り物競争行ってくる。」

「いってら!」