一匹狼な彼氏と能天気な彼女




「じゃあ今してきてよ。」

「は?いやもう終わったし。」

「あ、そうだ。」

「………。」


めっちゃジト目で見られてる…(笑)


……なんで??



コテっと首を傾げたあたしを見て、今度はため息を吐いた陸斗。



「そーだよな、お前はそーゆー奴だよな……」


なんか呆れられてるんですけど。

まぁ、いっか。



てゆーか喉乾いたなー


ヒヤッ


「ヒェッ!?」

いきなりほっぺに冷たいモノが当たって思わず変な裏返った声がでた。


「なんちゅー声出してんだよ。」

フッと笑いながら、ほらよ、と陸斗が差し出してきたのはいちごミルクのパックだった。


「え、くれるの?」

「……ポカリのお礼。」

「やったー!」


なんかコイツ照れてるし(笑)


思わずニヤニヤしちゃう。