あたしたちの赤組が圧倒的勝利!!
白組はめっちゃ残念オーラを醸し出している。
「やったー!梨紗!!勝ったね!!!」
男子が雄叫びをあげている中、
あたしは梨紗の元に駆け寄り、
2人で一緒にイエーイとハイタッチをした。
「てゆーか、香瑠入れすぎ!(笑)」
「あたしちょっと覚醒したわ~」
来年も絶対するっ!極めてやるわ!
退場して赤組の応援席に戻ると、いきなりスッと人混みの間に道が出来た。
その道を無表情で歩くのは、もちろん陸斗。
なにそのレッドカーペット的な感じ!?
どこの有名人!?
めっちゃ様になってる……!
「お前、玉入れすぎだろ。」
あたしの元へ来た陸斗は少し鼻で笑いながらそう言った。
「 すごくない?目覚めちゃった(笑)」
「まぁ俺だったらもっと入ったかもな。」
馬鹿にするような目で見てくる。
さてはさっきの仕返しか……!?
や、やるなぁ…

