「あー…ごめん、聞いてなかった。なんて?」

「だーかーらー島崎のこと!!
不良高校の強い人たちを一人で倒したんだよ?しかも中学のときは先生とか病院送りにしたっていうし…。

恐くない?」

「でもそれ噂なんでしょ?」

「じゃあもし本当だったら?」


本当だったら……




「…すごいね。」

「でしょでしょ~?……って、は?」


梨紗の目が大きく見開かれる。



えっ、何…?どうしたの?


「今なんて言った…?」

「えっ、すごいねって言ったけど…」


それがなにか…



「誰が…?」

「島崎くんが。」



シーーーーン…






「「「「えぇぇぇぇぇぇっ!?」」」」