「おはよーございます!!」
8時半
砂都美の所属する企画部のアイドル・大林 竣(おおばやし しゅん)がさわやかに事務室に入ってきた
彼は社会人一年目の新人
といってももう少しで丸一年か
にかっと笑ったときの笑顔がかわいいと社内のお姉さま方から厚い支持を受けている
入社3か月くらいは怒る回数が多かったけれど、今ではそこそこに信頼できる後輩に成長した
きっと将来この企画部のトップに立ってくれるだろう
「おはようございます。桐谷チーフ」
砂都美の座るチーフ席のすぐ手前
通路を挟んで彼の席はある
そのためか毎朝あのさわやかな(少しうっとうしい)笑顔を向けて挨拶をくれる
「おはよう、大林君。企画書できてる?今日までだけど」
でも、あんな笑顔にほだされる私ではない
「もっちろんですとも!!桐谷チーフが褒めてくれるように頑張りましたよ」
よくぞ聞いてくれました、と言わんばかりの笑顔でカバンをあさり、手渡された書類
8時半
砂都美の所属する企画部のアイドル・大林 竣(おおばやし しゅん)がさわやかに事務室に入ってきた
彼は社会人一年目の新人
といってももう少しで丸一年か
にかっと笑ったときの笑顔がかわいいと社内のお姉さま方から厚い支持を受けている
入社3か月くらいは怒る回数が多かったけれど、今ではそこそこに信頼できる後輩に成長した
きっと将来この企画部のトップに立ってくれるだろう
「おはようございます。桐谷チーフ」
砂都美の座るチーフ席のすぐ手前
通路を挟んで彼の席はある
そのためか毎朝あのさわやかな(少しうっとうしい)笑顔を向けて挨拶をくれる
「おはよう、大林君。企画書できてる?今日までだけど」
でも、あんな笑顔にほだされる私ではない
「もっちろんですとも!!桐谷チーフが褒めてくれるように頑張りましたよ」
よくぞ聞いてくれました、と言わんばかりの笑顔でカバンをあさり、手渡された書類

