「なにニヤニヤしてんの?」隣の亮太が言ってきた
やばっ 悠太のことでにやにやしちゃってた!
亮太なんかに自分の好きな人ばれたくない!!亮太いじわるだもん。
「えっニヤニヤしてた~??あははなんでだろ~?」
「ま…美雨だからな!」 と自信満々に腕を組んで言う
「え!どういう意味!!どういう意味!?」
わたしが亮太をランドセルでどーんと押すと
亮太はニカっと笑って「知らね~」と言ってから
「悠太~美雨っていっつもニヤニヤしてるんだぜ~」
…?!!!!! う…
「うわーーーーー!!!!!!うわーーーーーーーーー!!!!ぎゃーぎゃーぎゃー!!!」
後ろを向いた悠太はぷぷっと笑って
「美雨っておもしれ~ 亮太が言い切った後に叫んでも意味ねーじゃん」
「じゃあ聞こえちゃったってこと!?」
「ピース!ばりばり聞こえた~」
ピースをしながら無邪気に笑っている悠太。
そんな悠太にドキっとした。