江藤さんの連れていた
舎弟の人が
店の準備中に
ひょこっと
現れた。


舎弟『祢々さん、おはようごさいます。ちょっといいですか?』

祢々『あ。おはようございます。はいはい、いいですよ。』

舎弟『兄貴の事で話しあるんです。』

祢々『江藤さんの事…?』

舎弟『兄貴、今パクられとるんですわ。』

祢々『えぇ?!何かあったんですか?』

舎弟『詳しい事は話せんのですけど組同士の闘争があってそれでちょっといってるんですわ。』

祢々『そうやったんですかぁ…それ、大変ですね…。』

舎弟『ええ。兄貴と祢々さんの関係知っとるん、自分だけですし、一応、祢々さんに兄貴パクられとることゆうといたほうがええ思いまして…それできたんです。』

祢々『そうですか…それはありがとうございます。』

舎弟『いえいえ。』

祢々『あのね、江藤さんに連絡とれることがもしあったら伝えといてもらいたいんですけど…』

舎弟『はい。』

祢々『江藤さんには、これ以上迷惑かけれんし、ずっと続けられる関係でもないし、勝手やけど江藤さんを忘れますってゆうてもらえません?』

舎弟『ほんまにゆうてはるんですか?!』

祢々『ハイ、いずれは終わる関係ですしね(笑)』

舎弟『…。そうですか…わかりました。伝えますわ。』