江藤さんは
若頭で毎日が
多忙で、
プライベートで
会うにもなかなか
体が空くことが
なかった。


店に久々に
飲みに来てくれた時に
私に手招きし、
私は江藤さんの席に
行ったら、
江藤さんが、
周りには聞こえないように、私にこう言った。

江藤『店あがったら、すぐ電話してくれ。』

そう言って
何杯かビールを
飲んだあと江藤さんは
店を出て事務所に
戻った。

店が終わったのは
いつもより早めの
12時過ぎ。
店を出て直ぐ
江藤さんに電話を
かけてみた。

祢々『あ、もしもし?』

江藤『おう、祢々か?お疲れさん。今どこや?』

祢々『今店出て家に向かってるとこ。』

江藤『ほんまか。わし今日、ちょっとやけどのぉ、時間あるから飯いけへんか?』

祢々『あ!行きたい!』

待ち合わせをし、
江藤さんの舎弟の1人が運転し、車で迎えに来てくれた。

江藤さんとの
初めてのプチデート
がいきなり到来!