詰め所前を
真っ直ぐ行って
突き当たりを
左に曲がり
一番奥の左側が
ヤナンの部屋だった。

ヤナンが
言っていたように
ヤナンの部屋は
服やら本が
散乱していた。

そして2人で
服を畳んだり
散乱していたものを
片付けた。


その時─。



看護士『直ぐに部屋から出なさい!!』

すごい剣幕で
看護士さんが
怒鳴った。

ヤナン『いちいち、うるさいのぉ?!』

看護士さん『宮本さん!!境界線を越えたらいけない規則ですよ?!こんな所で何してるんですか?!』

ヤナン『別にええやんけ、ちょっとぐらい。片付けるん手伝ってもらってるだけやんけ。俺が手伝ってって頼んでんから俺に文句ゆえや?!』

他の看護士さんも
駆け付けて来て
私とヤナンは
引き離され
私は直ぐに主治医の
いた診察に
連れていかれた。