ある日、
看護士さんから
『面会ですよ。』と
声を掛けられ
面会室に向かった。

母かな…?

と思い
面会室に入ると
面会室中央にある
テーブルと椅子、
その椅子に
座っていたのは
忘れかけていた
橋内さんだった。

橋内『久しぶりやな。心配したわ。もう大丈夫か?』

祢々『何で、ここに入院してんのわかったん?!』

兎に角おどろいた。

思いもよらない、
しかも
忘れかけていた
橋内さんが
まさか、こんな
離れた場所まで
面会に来るとは
全く考えたことも
なかった。

橋内『店行ったらな、ママが体調悪いって連絡あって休んでからそれっきり店には来てないし連絡がつかんってゆうてはってな。それで、俺ものすごい心配なってなぁ、祢々の家行ったんや。そしたら、祢々のお母さんが家にいてはってなぁ、それで話を聞いて見舞いに行きたいからって話して病院の場所聞いたんやわ。』

祢々『そうなんや?!めっちゃびっくりしたわ。』

橋内『あれやな、えらい遠い病院やな。』

祢々『気ついたら、ここにおってん(笑)』

橋内『どうや?病院生活、退屈ちゃうか?』

祢々『うん(笑)めちゃくちゃ暇や(笑)』