そんな母を
自宅に連れ帰り、
母に少し寝るようにと
進め、寝る気配も無く
ただひたすら
支離滅裂な話を
喋り続ける母には
聞こえないよう
祖母に事情を話した。

そして私達は
床についた。


─次の日。


目が覚めると
母はいなかった。

出て行ったのだろう。

母に連絡しようも
する手段がなく
どうしようもなかった。

そして
何日かが過ぎ、
私の家に
訪問者が現れた─。