私が小学校へあがると
同時に母との
同居が始まった。

新しい父親と共にね。

新しい父親は
鉄工所の跡取り息子。

まぁ、息子っつっても
母よりも少し
年上の人だったけど。

いきなりの同居と
いきなりの父親に
何だか、
馴染みにくかったのは
今でも覚えてる。

なんて言うのか

『お父さん』

って存在に
違和感があるのも
無理もない。

でも
この新しい父親とも
四年後には
おさらばに
なるんだけどね。