無事、
36時間の
陣痛を乗り越え
いざ出産となった時
睡眠をとれなかったことから、睡魔に襲われ
寝てしまいそうになり、助産婦さんが
私を揺さぶり

『宮本さぁ~ん、寝ちゃ駄目ですよぉ~。赤ちゃんが産道で止まっちゃったら赤ちゃん可哀想ですよ~もう少し頑張って起きてくださいよ~』

って声をかけてくれていた。

そして何とか、

無事に
3650gの
男児を出産。

産まれた瞬間
助産婦さんに

『指、ちゃんと5本ありますか?異常ないですか?』

っと問い掛けた。

助産婦さんが
赤ちゃんを私の
胸元に置いてくれた。

何故だか
涙が次から次へと
流れた。

私の赤ちゃん。

私の宝。

この子が
私のこのお腹に
入っていたんだと
しみじみ思うと
また更に
大粒の涙が零れた。