大喧嘩の挙げ句に
また仲直り。

警察沙汰になった
挙げ句はまた
仲直り。

喧嘩、

仲直り。

その繰り返しで
喧嘩が始まれば

『あぁ…また始まった』

としか
思わなくなった。

あれからも
セックスをしている所を真夜中に目の当たりに
したりして
そうして
2人のペースに
振り回されてくうちに
自分の居場所が
ないような気になった。
ある日、
私が油性ペンで
落書きした後を
母が消そうと、
母の知り合いの
塗装屋さんに
シンナーをわけて
もらってきていた。

この家にいる
窮屈さから、
中学1年の中頃に
初めて、シンナーを
ビニール袋に入れ
吸った。