それからは
そのおじさんと母が
会う度に
私も一緒に泊まる事に
なってた。

いつものように
食事の後、
浪速区付近にある
旅館へ三人で
泊まった時の事。

その日から
私は、そのおじさんと
母へ、汚らしいイメージを持つようになった。

旅館へいき、
床につき、
寝入ってから
何分…何時間、
どのくらいの
時間の経ったのかは
わからないが、
私の寝ている右側から
声が聞こえた。

何故か
目が覚めてしまい
右側を見ると
おじさんと母が
セックスをしていた。

もうこの頃では
私は、小学六年生。

二人に対して
気持ち悪い…と
思った。

起き上がり
電気をつけ、
テーブルにあった
飲み残しの
お茶を二人に
投げかけ、真夜中に
泣きながら
祖母宅に走っていった。

今では
いい歳になり
男女関係の
酸いも甘いも
やっとわかるように
なったが、
その時はショックで
ショックで
たまらなかった。