あたしの証~番外編~

リーダー格の松田の家で松田がいるか聞いた。
もちろん柄の悪いお兄ちゃん方は近くの公園に隠して、俺と哲が行く。


出てきた母親は優しそうでおっとりしていた。




「あの…俊いますか?」


「俊?今日はまだ帰ってないわよ。
学校か、遊んでるんじゃないかしら」


「俺、最近携帯なくして番号わからなくて困ってたんですよ。
番号聞いてもいいですか?」


「ああ、えと、ちょっと待って下さいね」


松田母は部屋に戻ると、携帯を持ってきた。



隣で優等生を演じる哲をちらりと見ながら、笑顔を作った。




「番号、これね」


「はい、ありがとうございます。
俺、哲って言います。
俊とは仲良くさせてもらってます」


「ええ、ありがとう。
仲良くしてあげて」


「はい、いきなりすみませんでした」