さりなさんが出てって、しばらくしてからきょうさんが用事から戻ってくる。
なつきが客にタトゥーを入れている間は、あたしはホームページをいじったり、会計したり、色々な雑用をこなしている。
戻って来たきょうさんがあたしに声をかけた。
「あかりちゃん、お疲れ様」
「きょうさん、お疲れ様です」
「…何かあった?」
「え?」
「なんか、顔元気ない」
あたしはギクッとしながら、おもいっきり首を横に振った。
きょうさんは昔から鋭い。
いや、最早この観察力は刑事並みだよ、きょうさん。
「全然っ!あ、さっきさりなさんにケーキ差し入れもらいました。
ありがとうございます」
慌てながら、あたしは話を逸らすように言う。
「え?さりなまた来てたの!」
「さりなさん、相当きょうさん好きですよね」
「あー…ね、あいつは昔からストレートだったよ…」
「ははっ、何度も聞きましたよ、告白」
「…だろ?あいつ、今妊婦で暇してるから許してな」
「はい、もちろん」
なんだかんだ、きょうさんもさりなさんを大事に思ってることが言葉の節々からわかるから嬉しくなる。
なつきが客にタトゥーを入れている間は、あたしはホームページをいじったり、会計したり、色々な雑用をこなしている。
戻って来たきょうさんがあたしに声をかけた。
「あかりちゃん、お疲れ様」
「きょうさん、お疲れ様です」
「…何かあった?」
「え?」
「なんか、顔元気ない」
あたしはギクッとしながら、おもいっきり首を横に振った。
きょうさんは昔から鋭い。
いや、最早この観察力は刑事並みだよ、きょうさん。
「全然っ!あ、さっきさりなさんにケーキ差し入れもらいました。
ありがとうございます」
慌てながら、あたしは話を逸らすように言う。
「え?さりなまた来てたの!」
「さりなさん、相当きょうさん好きですよね」
「あー…ね、あいつは昔からストレートだったよ…」
「ははっ、何度も聞きましたよ、告白」
「…だろ?あいつ、今妊婦で暇してるから許してな」
「はい、もちろん」
なんだかんだ、きょうさんもさりなさんを大事に思ってることが言葉の節々からわかるから嬉しくなる。


