あたしの証~番外編~

家に入ると、母親の驚く顔が見えた。


「お邪魔しまーすっ」


そう、言いながらぞろぞろと俺の部屋へと向かう。



「い、いらっしゃい。
ゆっくりしてってね」



少し引きつった母親の顔。

………引きこもったと思ったら、家に帰ってこなくなったりした俺に母親は何も言わなかった。




見た目が派手な哲。
見た目が怖い信司。



二人を見て母親は何を思っただろうか。






………だけど。



俺は今の方が太ってた時よりも、何倍も何十倍も幸せだ。






こいつらを友達と呼べることが本当に嬉しいんだ。