さ、さりなさん、本当に性格通り、豪快というか積極的というか…。
凄いよ…!



「あかりちゃんはまだ若いけど、後数年したら二十後半よ?三十路前よ?
そこでポイっと捨てられたら、本当に最後よ…」


「……な、んかヤバいと思ってきた」


「………………さりなさん、変なことあかりに吹き込まないで下さい」




声のする方を向くと、扉の前になつきが立っていた。
呆れた顔でさりなさんを見ている。


「ふふっ、ごめんごめん、なんかラブラブな二人だから苛めたくなって」


「はあ~、あかりすぐ不安になるんだからやめて下さいよ…」


「あら。不安がなさすぎるのもダメよ?」


「いらん心配はかけたくないんですっ」


少しムッとしながらなつきが言うけど、さりなさんは相変わらずニコニコ…ニヤニヤ?してる