あかりから俺は。


金にはかえられない大切なモノをたくさん貰ったんだ。



女って、なんて醜い生き物なんだって思ってた。


その考えを改めてもいいかもしれないと、あかりと出逢って初めて思ったんだ。


最初からりなを受け入れてくれた。

偏見の心なんか、一切なかった。


いつだって、あかりは誰かを想っては考えて、自分の事は後回しで。


それで、限界まで溜め込んで受け止めきれなくなって。


強がって見せるくせに、本当は誰よりも弱い。



あかりは俺に、色々なモノを与えてくれたんだ。



りなだってそうだ。

昔以上に、りなは笑う様になった。


二人は本当に家族の様に、仲が良くてそんな二人を見ているのが幸せだと思った。