照れながら、イソイソと中身を確認するあかり。
一つ一つ出す度に、感嘆の声を漏らす。
何度も何度もありがとうの言葉を俺に伝えてくる。
…ここまで喜ばれたら、あげた甲斐あるな。
今度、りなにも何かあげようか。
そういえば、何かを送るとかってないな。
クリスマスとか、そういう時は当日以外に一緒に出かけて好きなモノを買ってやるだけだったからな。
りなも、きっと純粋に喜んでくれるんだろう。
あかりみたく、無邪気に笑うりなを見られるのなら。
それも、いいのかもしれないだなんて、あかりの笑顔を見ながら思った。


