それに妙な安心感を覚える。


多分二人が笑顔でいる事が、嬉しいんだと思う。



「あ、ゆうや。おはよー」


先に俺に気付いたあかりが、元気よくそう言った。
続いて、りなも。


「おはよう、ゆうや」

「…はよ」


一言、そう言うと俺は椅子に座る。


「ご飯食べる?」

「ああ、くれ」

「なんか、二人って夫婦だよね」

「は」

「空気が夫婦。羨ましい」

「何だ、それ」

「ふふ」


あかりは答える気がないらしく、クスクスと笑っている。
息をつくと、俺はりなが用意してくれたごご飯を食べ始めた。


準備を終えたりなが、再度椅子に座ると頬杖をつきながら俺を見た。


「そういえば、ゆうや今日休みよね」

「そうだな」

「そうなの!?」


あかりは飲んでいたお茶のグラスを置くと、少しだけ驚いた声を出す。