あたしの証~番外編~

「これ、あかりって呼んじゃダメですかねえ」

「…それだとモロだけど」

「いや、そうなんですけど」

「……お前も大概だな」

「う。ゆ、ゆうやさんに言われたくないです」

「間違いない」


それにまた笑うと、俺と咲夜は中へと入って業者と話をしに行った。
その日から、咲夜に店に行くようにさせた。


結局、光明をあかりと読ませた咲夜はそれで名刺を作り、看板も作った。
逆に咲夜はあかりを忘れられなくなりそうだと思ったけど、口を挟まないでおく。

この店はもう、咲夜に任せたんだ。




きっと、咲夜なら大丈夫だ。



その日は久々の休み。
ずっと働きっぱなしだったからな。


だけど、昼には起きる癖がついてる所為か、普段通りに目を覚ますとリビングへと向かう。


そこには笑顔のあかりとりながいた。