「珍しいな、お前が俺の客のこと聞くの」
「まあ、そうですよね。
はは、そうっすね。
ああ!ゆうやさん、俺の肉!」
「まあ、俺の客の話聞かせたんだ。けちるな」
「そ、そんなあ~」
「ふは」
それから咲夜はあかりについて何も尋ねてはこなかった。
まあ、聞けなかったってのもあると思うが…。
だから、これから先も俺があかりに咲夜を紹介するなんてことないと思ってた。
だけど、それは突然訪れた。
その日も忙しくて、疲れながら帰宅した。
珍しくあかりがちょこんとソファに座っている。
いつも寝てるのに。
「あかり?」
「あ、ゆうや!お帰り」
…何かあったのか?
少し目が腫れてる…。
俺の元へパタパタ走ってきて。
少し気まずそうにしながら、目を泳がせる。
…?
意を決したのか、あかりは真っ直ぐ俺を見て。


