あたしの証~番外編~

ホストをして、やっぱり女は変わらなかった。
見下してた俺の前に現れたのはあかりだった。


あかりは俺とりなのことを咎めることもなくて。
二人に勇気を貰ったと。


自分で決めて、なのに独りで耐えきれなくて。
溢れて、知らない内に独りで泣いてる。

あかりが泣くのは誰かに構ってもらいたくてじゃない。
気が引きたくてじゃない。


自然なんだ。


そう、思わせてくれたのはあかりが初めてだった。
女も姉みたいなヤツらばかりではないんだと。


「ありがとう」


本当に俺の本心だった。


ありがとうなんて言葉。
どれぐらいぶりに言ったかわからない。



あかりは俺の言葉にみるみる顔を歪めて。


「ゆう…やあ!あたし、あたしね、」


戸惑いながら必死に俺に伝えようとする。
あんなに憔悴しきってたのに。
そんな風にまでされたくせに。

あかりはまだなつきを好きでいた。


どうしようもなくなつきが好きなんだと。

ぐちゃぐちゃになりながらも俺に必死に伝える。


俺はあかりを黙って抱きしめた。
どのぐらい経ったかわからないけど、俺はあかりが落ち着くまで抱きしめた。