「…りな、どうし…」
そこで見たのは。
落ちてる鉄の棒と、横たわるあかり。
………まさか。
「あかり?」
ゆっくりとあかりに近付いて、あかりの手をどける。
そこにあったのはただれた皮膚。
……なつきと彫っていた場所。
………あかり。
ごめん、気付かなくて。
悔しくて、あかりを思い切り抱きしめた。
あかりは震えて嗚咽を漏らして泣いている。
「……なんでこんなことするんだ!
バカ野郎!!」
どこにもぶつけられない怒りでもどかしくなった。
「……ごめ、ん…ゆうや、りなさん」
「謝るな」
「あたし……これがあったら前に進めないから。
ごめん…」
こんな時もあかりは俺とりなのことを考えている。
迷惑だなんて思ってないのに。
これっぽっちも。
何で謝るんだよ…。


