……他の女と話してる咲夜とは明らかに違った。
まさか、惚れたのか…?


俺は少し二人をじっと見つめた。


咲夜のあかりを見る瞳には熱がこもっている。


……咲夜。
お前なら。



そう、思うけどもう連れてきたくないと思った俺はその考えを改めた。
ホストにはめてどうする。
あかりは男に騙されたのに。

咲夜はそんなヤツじゃないのはわかってたけど。


やっぱり、あかりがないがしろにされるのは黙って見てられなかった。


は、俺、まじで親か。


女に初めて感じる感情に少し驚いた。
あかりを先に店から出した俺は早めに終わらせて店を出た。

咲夜に話を聞きたかったけど、それは別に明日でもいい。


だから、俺はさっさとあかりの元へ急いだ。