あたしの証~番外編~

「今はそれしかない。
風呂でも入ってこい」

「え…?」

「あ、後。
俺のことはゆうやでいい」

さん。付けなんて職場だけでいい。


またぽかんと口を開けて俺を見ている。

「返事は?」

俺の少しイラついた口調にあかりは慌てて返事をした。


「は、はい!!」

「よろしい」


そのまま部屋を出た。
部屋を出るとキッチンにいたりながこっちを向いている。
その顔は何か言いたげだ。



「りな」

「いじめてないでしょうね?」

「…りな、俺がそんな冷たい奴に見えるのか」

「…………」

否定しろ、否定を。
じーっと俺を見るりなの瞳は疑惑でいっぱいだ。


いじめてねーよ。
嫌味は言ったけど…。


まじで死にたいと思ってるような奴、いじめても面白くもなんともねえ。