「……あんたが触ってるから」
「…へ?」
「腰のタトゥー」
そいつははっとして、腰に手を回していた。
そこにはあのタトゥーがあった。
触るとまた泣いている。
……その顔は悔しそうな、悲しいと言うよりも。
後悔するような。
はあ…。
なんか、ほっとけないのは何故だろうか。
「だから…女は嫌いなんだけど…。
なんか、お前はほっとけなかったんだ」
俺は泣いてるそいつの頭を撫でた。
微かに震えるその女は泣きながら。
「………死ねば…よかったんだ」
そう、言った。
それから吐き出すように、溜めてきた気持ちが溢れだしてきたのか。
ずっと、後悔してるということを言っていた。
詰まりながら。
どもりながら。
泣きながら。
ぐちゃぐちゃだったけど。
相当、参ってたんだな。
一気にぶちまけるそいつの話を黙って聞く。
今、俺にしてやれることは聞くことだけだ。


