あたしの証~番外編~

「本当に二人の愛って綺麗だから…変な目で見ないで欲しいの。
私の大事な二人だから」


必死に俺に理解してもらおうとするあかりから、どれほど大事な人なのかと感じた。


「…あかりの大事な二人を変に思うわけないじゃん」

「よかった…」


あかりは安堵の息を漏らす。

同性愛者って初めて見るから、どう接したらいいかわからない。
だけど、あかりがこれほど慕ってるんだ。

きっと、いい人なんだろう。



だから、二人を俺も受け入れられる。




それから、数日して俺はあかりと一緒にその二人に会いに向かった。
新宿にあるマンションの一室。



こんなとこに住んでるなんて、金持ちなんかな。
俺はしっかりとしたセキュリティ設備などを見ながら、そう思った。


あかりに手を引かれながら、俺はついていく。