「なつきのお嫁さんにして下さい」 そう、言ったんだ。 顔を上げたなつきは、驚いた顔を見せたけどすぐに笑顔であたしを抱き締めた。 「絶対、絶対!幸せにするから!」 「…うんっ」 「愛してるよ、あかり!」 あたしとなつきはそのまま、抱き合って眠ったんだ。 あたしの薬指には。 なつきから貰った指輪が光っていた。