あたしの証~番外編~

もちろんだけど、そこにあかりの姿はない。



…………だよ、な。


あはは。何でいるかもしれないとか、思ったんだろう。


あかりが、もしも俺を本当に好きならば明日会える事…。
楽しみにしているはずなんだ。


だから、アルタ前でボーっとしてるわけがない。



…でも。
もしも、俺への復讐だとしたならば。


いるかもしれないだなんて。


馬鹿げてる。




結局、あかりを信じられないんじゃないのか。俺は。


肩で息をしながら、俺は変な安堵感を持ちながらあかりへとメールを送る。


【あかりもしかして電池ない?
さっきから電話繋がらないけど…どうしたの?

寝てるのかな。】



それを送ってから、待ち合わせ場所を考えた。
電話で場所と、時間を決めようと思ってたから。


独りで考える、それは…苦しかったよ、あかり。